困難に直面した時に、AIが最高のパートナーになってくれた事例を紹介します:後編

前編はこちら

出発3日前に“フライトはキャンセルになるかもしれない”という連絡。そこから始まった不安の旅。AIはその不安をどう解消してくれたのか? 後編ではLCC利用、返金交渉、旅行代理店とのやり取りにフォーカスします。
旅行業界、インバウンド、接客…数々の業界に参考になることを期待しています。

結論として、AIがもっとも有益に感じられたポイントは…

  • すべてを検索するのに比べて、圧倒的に効率の良い情報収集、過去の事例の把握、論理的根拠に基づいた類推・予測の提示
  • 不確実に状況が変化する中で、注目すべき問題点を示し、対策を提示
  • 場面に応じて的確な対策案、アクションへの誘導

後編のトピック:AIは、以下のステップですばらしいサポートをしてくれました。

  1. 代替便利用濃厚になったため、LCC利用での快適な移動手段の提案
  2. 不確実な状況で復路を判断、ベストなキャンセル・返金対策の提案
  3. 旅行代理店、航空会社への連絡文面の提案

コンサルティングでは、このメリットを活かすビジネス・ソリューション、AI活用方法をご提案します。


代替便利用濃厚になったため、LCC利用での快適な移動手段の提案

手配した代替便は当初の予定より1日早い出発。キャンセルが確定する前に日本を出る決断をしなければなりません。ですがAir Canadaはキャンセルとは公式にアナウンスしていませんでした。ただ、この情報を見て、私は「代替便を使う」と決断しました。

Inbound flightのステータスがキャンセルに
Inbound flightのステータスがキャンセルに

自分が乗る便の前にカナダから成田に到着する便がキャンセルと表示されています。飛ばしたい航空機が成田にない。ストライキが明けても空っぽの飛行機を成田に向けて飛ばす可能性は低いのは明らかでした。
仁川経由を快適にする方法を相談しはじめました。

ソウル(ICN)→バンクーバー(YVR)を快適にする方法
ソウル(ICN)→バンクーバー(YVR)を快適にする方法

AIが提案してくれたトピックは充実していました。

  • 機内食
  • 機内エンタメ(映画・モニター)
  • 座席の快適性、座席を無料で指定する方法、タイミング
  • ✅ 必須(これがないと厳しい)
  • 🌙 あると快適(長時間フライトを快適にする定番)
  • 🎒 余裕があれば(さらに快適に)
  • 仁川空港の無料シャワールーム(トランジットラウンジ内)

おかげで快適な旅になりました。

不確実な状況で復路を判断、ベストなキャンセル・返金対策の提案

バンクーバーに1日早く到着した直後、Air Canadaからメールが届きました。

Your flight is cancelled
Your flight is cancelled

判断は正しかった。空港にいる間に、AIと出発前に決めていた、前編で書いた大事なタスクを実行します。
明日乗るはず乗り継ぎの国内便にチェックインする。これで4便一括キャンセルをできないようにします。

任務が完了しました。これで4便一括キャンセルはなく、復路の国際便はキャンセルにならない限り乗る権利が維持されました。
この時点では、復路の代替便は持っています。ストライキはバンクーバーの空港で盛大にデモが行われていました。


一晩経つと、状況が変わりました。暫定合意、ストライキ終結です。

合意・ストライキ終結と運航再開
合意・ストライキ終結と運航再開

帰路は飛ぶのか?が気になります。

運航の確率は?
運航の確率は?

AIは、まだ慎重です。
代替便のキャンセルはチェックイン時間まで。ギリギリまで判断時間はあります。

帰国14時間前。
Air Canadaのサイトを見ると、出発ゲートまで表示されていました。良い兆候と思ったのですが…

必ずしも“安全確実に運航される”保証にはなりません
必ずしも“安全確実に運航される”保証にはなりません

「必ずしも“安全確実に運航される”保証にはなりません」とまだ慎重。当然のサジェストをしてきます。

キャンセルは「Air Canada のチェックインで確定できたら」です
キャンセルは「Air Canada のチェックインで確定できたら」です

この当然かつ冷徹な判断をコンピュータに提案されて納得していることに、人間の弱さや甘さ、AIのパワーを感じました。この提案は検索にはできません。検索結果の場合、人間が書いたコンテンツになるため、そこに疑いや感情が誤差を生じさせます。機械的な冷徹さが必要な場面が、意思決定には確実に存在します。

この後、さらに慎重な答えに驚くことになります。
オンラインでチェックインできたのに「まだ信じるな」とAIは慎重さを崩しません。

ストライキ中は例外的に、オンラインチェックイン後でも「直前キャンセル」になるケースがあります?
ストライキ中は例外的に、オンラインチェックイン後でも「直前キャンセル」になるケースがあります?

乗り継ぎ便のため、荷物を預ける時に「この荷物は自動で成田で受け取れる」と地方のチェックイン・カウンターで言われた後、私はAIの慎重さを無視して代替便をキャンセルしました。

旅行代理店、航空会社への連絡文面の提案

私の復路は2便とも予定どおり飛び、ストライキの影響を受けたのは4便中1便のみという結果になりました。
帰国後、数週間経って、Air Canadaも補償のコンテンツを準備しはじめました。もちろんAIはサポートしてくれます。

Air Canada公式による申請手続き

旅行代理店に言うべきことと、Air Canadaに依頼することを的確に分けて、サンプルの文面(英語、日本語の両方)を提供してくれました。

2025年8月時点で、まだ航空会社からの返金などは完了していませんが、もっとも傷の浅い対応ができた気がします。
「もうこれくらいでいいだろう」と思える場面でも、AIは慎重でした。判断を急ぐ必要がない場面でAIは的確な意思決定のタイミングを示唆してくれました。


まとめ


いかがでしたか?

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