Google AdWords Keyword Plannerの使用方法です。
AdWordsは、Googleへの広告を調達する際のツールでもありますが、検索にいかに有効に対処するかの指針を探るにも重要なツールです。
まずは、こちらからアクセスしてください。
https://adwords.google.com/KeywordPlanner
利用には、アカウントが必要です。
Googleのアカウント(gmail, Google Analytics, Google Apps, Google+, etc.)として共通使用します。複数のアカウントを利用する場合は、ログインでコントロールしてください。
新しいキーワードと広告グループの候補を検索
キーワードに何を選ぶか?主にコンテンツを作る際に、どのようなキーワードの方がニーズを持っているのか、をイメージするためのツールが、こちらです。
ログインすると、この画面になるかと思います。
ならない場合は、メニュー内の「運用ツール>キーワードプランナー」です。
ここにキーワードを入れて、遊んでみてください。
「California Travel」と入れてみました。
この時の利用は、まだ「どのようなキーワードでユーザーが検索するのか?」よりは、コンテンツやサービスを意識している状態です。
上の「平均月間検索ボリューム」がどれくらいあるのかは、ある程度意識しながら、下のリストにどんなキーワードがあるのか?に注目するためのツールです。
- Vacationを組み合わせた13,440のボリュームは大きいが、競合性も高い。コンテンツの競争が激しい。
- Packageはボリュームが4,860ほどしかないのに、競合性が高い。
- Place in Californiaはボリュームが21,700と多いのに、競合性が低い。
もし旅行社ならば、パッケージの宣伝や、休暇向けプランを提案するくらいなら、カリフォルニアの見どころにフォーカスしたコンテンツを、数々まとめてアップしていった方が上位を狙いやすい(さらに、どこの場所が人気?といったランキングが訪問数で判るかも?)と考えられます。
キーワードの検索ボリュームを取得、またはキーワードを広告グループに分類
コンテンツが見えていたり、特定のキーワードのニーズを把握したい時は、こちらを使います。
ここにキーワードを入れます。
異なるのは、こちらはキーワードを区切って入れること。各キーワードのニーズを探るために使うことを意識します。
先ほどの例をつづけるなら、コンテンツの方向性は見えた。
では、どの都市が人気だろう?と知りたい時に…
こんな結果になりました。
ご覧のとおりです。
Travelのキーワードを入れないままであれば、サンフランシスコ、サンディエゴ、サンノゼ…の順にコンテンツのボリュームを考えた方が良さそうです。
では、San Francisco Travel, California Travelなら?
一気に件数が下がりました。サンフランシスコは、旅行以外のニーズがとても大きいのかもしれません。
それでも、California Travelの倍のボリュームです。
ということは…仮に旅行社がボリュームを求めるなら…
- サンフランシスコの魅力は、旅行だけでなくまとめる。ボリュームをなるべく得たい。
- そこから、旅行に誘導して、興味のある人を誘導する。
という仮説になりそうです。
ニーズのある人にだけ、確実にリーチしたいのなら、
- カリフォルニア全域の旅行プランが提案できるとしても、サンフランシスコ旅行を代表させるべき。サンフランシスコの方がボリュームがある。
との仮説が得られます。
このように、コンテンツ・マーケティングを行う場合、ボリュームだけを追うことはしません。目的に合わせますが、どうすれば自身の目的に近いかを判断しながら、コンテンツをどう記述するか判断します。