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効率良く、あなたにベストなWordPressテーマを見つけるには?
〆切を決めて選ぶ。時間を買う。
あなたが探しているのは、ジャケットではなく生地です。

無数にあるWordPressのテーマ。選ぶだけで時間がどんどん経っていきます。
いつまでに、欲しいのか。いつまでに決めるのか。ぜひ先に決めてからにしてください。
サイトとして仕上げる。その時間が、テーマを選ぶ以上に大切にしなければならないものです。
創ることにフォーカスした5ステップを紹介します。

How to find your the best WordPress theme?
What’s the efficient way?
Define the deadline. Keep your time.
Your will look for clothes to make jacket, not your wearing one.

I introduce 5 steps for the best WordPress theme selection.
This way is focus to efficiency and creation/ development oriented approach.
The most important asset is your time. Therefore, define your objective and deadline before Google search.

仕事を効率的に進めるには、かける時間を決めて、集中してやるのがベストです。
特に、オンラインで何かを探す時は、注意が必要です。
今回は、WordPressのテーマについて。
無料でも上質なものが多く入手できる一方、コストにこだわると時間を浪費します。
私の経験から、どうするとテーマを効率的に決められるかをご紹介します。

  • 時間を決めて選ぶ。探す時間はなるべく短く、効率的に。
  • サポートやコミュニティの存在が重要。
  • クライアントやディレクターへの提案には、デモ・サイトだけでなく、自分のテスト・サイトに導入して選んでもらう。


大事なことは、創る時間は、テーマを決める時間より多くかかる。ラクをするため、作業を効率的に進めるためのものを選んでいることを、忘れないことです。
テーマ選定は、あなたのコンテンツを世の中に届けるスタートでしかありません。あなたにぴったりのジャケットを探しに来ているのではなく、あなたが世界に届けるジャケットを創るための生地を選んでいます。気にすべきは、あなたのイメージを実現できるか、です。

1.イメージを決めておく。テーマのデモを先に見ない。

テーマを選ぶ前に、創るサイトのサービスやイメージをなるべく具体化してください。決裁者とイメージを共有できていることも大切です。
これをせずにテーマを探しはじめると、やりたいことがブレていきます。
ただの企業紹介サイトのつもりが、Eコマースのカートを付けることになったり、フォトギャラリーが会員制のムービーになってしまったりします。
イメージができていないまま、ショーウィンドウに飾ってあったドレスを衝動買いするのはやめましょう。
結果は、おそらく「創った結果、創りたいものではないと気づいた」になります。

2.効率的にテーマを探す。

Googleで「WordPress テーマ」で検索してみてください。まとめ記事やメディアがおすすめする「10選」「20選」「50選」…ここに「レスポンシブ」「無料」「SEO」「Bootstrap」と、気になるキーワードを見はじめると…すぐに1時間くらい経過してしまいます。
効率的に探さないと、また夢ばかり広がって決まらない事態に陥ります。
私の考える、おすすめの検索場所の優先順位をお知らせします。セオリーは常に「信頼できるものから」です。

  1. WordPress.orgにリリースされているテーマ(「テーマを追加」)から、まずは探す。
  2. 外せないキーワードがWordPressの「特徴フィルター」で見つかったら、そのキーワードを入れてGoogleで検索。合わせて判っているキーワード(「会社案内」「ブログ」「無料」など)も含めて検索。
  3. まとめサイトよりは、サービスとしてやっているサイト、デザインやプログラミングなどを行っているサイトのおすすめから順にチェック。
  4. それでも見つからない場合、まとめ記事、メディアから。
  5. テーマが決まったら、著作者のサイトを見て利用者へのサポートを行っているかをチェック。

i.WordPress.orgにリリースされているテーマから、まずは探す。

WordPressのメニューから「外観」>「テーマ」>「新規追加」または「新しいテーマを追加」と進んでみてください。
「おすすめ」は素晴らしいアイディアです。私は7つでした。これくらいなら見る気になります。
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ですが、その横の「人気」を選ぶだけで、100になります。「最新」も気になりますか?こちらも100。ちょっと見る気が失せてきます。
特徴フィルターは、ぜひ使いましょう。もったいないと思わず、少しでも絞り込んだ方がいいです。選ぶものが出なかったら、フィルターを緩める方が効率的です。

フィルターの言葉がWordPressの用語に偏っていることですが、実は重要です。
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固定レイアウト、可変レイアウト、レスポンシブレイアウト…この公式なコトバで記述、説明、会話している人たちは、WordPressに精通している、公式でのサポートを意識している人たち、つまり個性よりは協調を理解している人たちです。
私は、こういう人のコードのはメンテナンスしやすく、サポートも充実していると考えています。

Googleで検索する時も、この用語を検索に使います。

また、WordPressがこの分類を使うには、別の理由があります。それは、ここで指定した内容が、テーマのコードに大きく影響を与えるからです。
翻訳対応が必要なテーマは、最初から考えてあるテーマを選ぶと作業がラクです。これをテーマのカスタマイズで乗り切ろうとすると無駄な作業が発生します。
2行ででき上がったテーマを3行や4行に切り替えるのも無意味です。それならば最適なテーマを選び直す方が効率的な場合が多いです。

このWordPressで表示されるテーマは、WordPressのルールに準拠したものだけ、審査を経て掲載されたものです。
信頼度が高く、評価レビューがあるため、サポートも充実していると考えられます。
日本人のテーマはあまり見かけません。英語はムリだな…の場合、この選択肢は少し使いにくいかもしれません。
私は、日本語の複雑なコードよりは、シンプルなコードを翻訳しながら読む方が作業は早い、と思います。

ii.外せないキーワードでGoogleで検索。

必須と思われるキーワードを、前述のWordPressのコトバから選んで、さらに自分で思い当たるものを入れて検索してみてください。
英語も問題ない人は、先に英語で入力することをお勧めします。日本よりも海外の方がWordPress関連のリソースは充実しています。

iii.まとめサイトよりは、サービスとしてやっているサイト、デザインやプログラミングなどを行っているサイトのおすすめから順にチェック。

まとめサイトが役に立たないわけではありません。非常に有益です。ですが、なるべく短時間にやろうとした時、キュレーションのレベルから考えると、ここで欲しいのは「シンプルな結果」です。決裁者に説明しなければならない、場合によってはテーマを選び直す時に、もう一度訪れてもいい場所から選ぶのが理想的です。
私は、こちらのふたつを良く使っています。

  • 日本にこだわらない場合FREE WORDPRESS THEMES
  • 日本語で探す場合(日本語でなくても動きますが、日本人の運営者です)
    Themegraphy

サイト自体がWordPressでできていて、審査方針が明確、コンタクトしたら答えてくれそう、関連したテーマを探すのがラク、というのが理由。
シンプルで「無料」のテーマも探しやすいのが気に入っています。

iv.さらに、まとめサイト、メディアを探す。

ここでのポイントは、決める時間を決めておくこと、気をそらさないこと、最初の目的を忘れないこと、です。
文章も読みやすく、様々な視点でテーマを紹介してくれています。判りやすいのですが、目的はテーマを探すこと。作業がどれだけはかどる、SEOのアドバイス、プラグインの解説…これらの話題はいまはいりません。
勉強する時間が取れるなら、まとめてやってもいいですが、〆切の時間は決めておいた方がいいです。
読みふけっていたら、結局、テーマは見つからなかった…では本末転倒です。

v.テーマが決まったら、著作者のサイトを見て利用者へのサポートを行っているかをチェック。

テーマが1つ、またはいくつかに絞り込めたら、著作者のサイト、SNS、サポート状況などを確認してみましょう。
すばらしいテーマには、すばらしいコミュニティがあります。カスタマイズしていく時、ゼロから答えを探すより、コミュニティで似たようなニーズが必ず見つかります。
日々、動いているコミュニティは、とても元気のもらえる場所にもなります。
海外のテーマを使った場合、ここが英語を中心のコミュニケーションになります。技術的な内容に、難しい英語はほとんどありません。気軽に参加できる雰囲気があるか、確認しておくと安心です。

3.コミュニティや使っている人の評価、用途を確認する。

私が、fatettoのサイト・リニューアルを行った時の経験です。
テーマはEngineThemesOneEngineを使用しました。ベトナムの活気ある会社のようです。
ここのフォーラムは、いつも活気に満ちていました。
EngineThemes

質問すれば必ず誰かが答え、すぐにデモ・サイトでテストをしたり、コードを直し合ったりしています。
技術的な問題は、ほとんどフォーラムで解消でき、リニューアルは10日程度で完了しました。
フォーラムで出逢った世界の人たちと、テーマを通して関係ができ上がる。そこまでのコミュニティは初体験でした。
同じ目的を持った人たちが、同じ用途でテーマを選び、同じコードを使っていれば、有機的な関係は生まれやすい。
少し違う使い方をしたり、目的のレベルが違ったりすると、やはりコミュニケーションも円滑にいかないのではないでしょうか。
せっかくなら、楽しく、世界とつながって創っていける方がいいですね。

4.決裁者への提案は、自分のブログにテーマをインストールしたものを。

いよいよ、テーマ選定を決裁者に判定してもらう段階です。
ご自身がすべて決められる時でも、とても大事なポイントです。
著作者のデモを見ただけで判断せず、リニューアルしようとしている、または新規でサイトを立ち上げる場合も、新規のWordPressサイトにインストールしたものを判断の基準にしてください。
デモでは、美しい写真や、英語の整理されたタイポグラフィで完璧に仕上がったものを見ています。期待がいっぱいになります。
自分のサイトにテーマをあてはめてみると、これからする作業の多さに愕然とするでしょう。
(ここで失望しなかったとしたら、あなたのWordPressサイトがすばらしいルールで運用されていたこと、また、すばらしいテーマを選び出したことの証明です。)
まっさらのサイトへのテーマ導入でも、準備しなければならないことの多さに気づきます。
決裁者には、夢と現実の両方を見せて、これからする作業を理解してもらうのが理想的です。

5.迷った時は。コードのフィーリングが合う方を。

選択に迷った時。最後の判断材料は、あなたとの「コードのフィーリング」です。
css, php, JavaScript, jQuery…数々のコードと格闘する時に、著作者の意図が見えるコードは、作業しやすいはずです。
コードも十人十色。フィーリングの合うコードを、最後に悩んだ時は選ぶといいかと思います。

WordPressを選び、テーマを選ぶ理由は、効率良く、魅力的なコンテンツ運営が目的のはず。
その目的を見失わずに、あなたのサイトがさらに活性化すること、
すばらしく似合うジャケットを見つけるよろこびより、ベストな生地で、最高のコンテンツを創れるよろこびに出逢えることを願っています。

テーマ選びだけでなく、ITの様々な悩みを、シンプルに、本質から対処します。
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